今回は元古着屋経営をしていたHIBIが
白TシャツやYシャツの襟袖汚れの落とし方をお話します!
元古着屋経営者が教える!白シャツのエリ袖汚れ落とし術
白いTシャツやブラウス、いざ着ようと取り出すと襟袖が黄ばんでいることありませんか?
わたしは、きれいに洗い保管していたのに、翌シーズン取り出したらTシャツに黄ばみが出ていてショック!という経験があります。
白い洋服は清潔で上品な印象を与えますが、襟汚れがついてしまうと全体の印象を損ねてしまいますよね。
そこで、元古着屋経営者のわたしが長年の経験から白い洋服の襟汚れを真っ白にする方法をお教えします。
粉末の酸素系漂白剤と台所用洗剤で簡単に黄ばみ汚れを落としましょう!
この方法を使えば汚れに悩むことなく、いつでも美しい白い洋服を楽しむことができるので、ぜひ最後までみていただけると嬉しいです。
準備するもの
- 酸素系漂白剤(粉末)— オキシクリーンなど酸素系漂白剤と表記のあるもの
- 台所用洗剤(中性)— 食器を洗う時に使用する液体洗剤
- お湯 — やけどしないようぬるま湯をご用意ください
- 手袋 — 手や肌が弱い方はご用意ください
- 歯ブラシ — 使用済み歯ブラシなどの小さいブラシ
※わたしは酸素系漂白剤にオキシクリーンを使っています
作り方とやり方
- 酸素系漂白剤と台所用洗剤とお湯を1:2:4で混ぜ、軽く泡立つまでかき混ぜる。
- 歯ブラシ等で汚れにヒタヒタになるよう塗る。
- 歯ブラシで軽くこする。
- 10〜30分程度黄ばみ具合に合わせてつけ置き。
- いつもと同じように洗濯。
※ すすぎは十分に行って下さい
乾かすとこんな風に真っ白に!
このTシャツは現在販売していないのと、襟が気に入っているので、きれいになって嬉しいです。
注意点もあるので次で説明していきますね。
汚れを落とす前の注意点
・使用できる衣類かどうか確認しよう
まず、汚れを落とす前に、衣服の素材や色合いを確認しましょう。
素材によっては、酸素系漂白剤を使うことができない場合があります。
衣類のタグを確認し、洗濯表示をチェック!
粉末の酸素系漂白剤を使えるかを確認しましょう。
また、粉末の酸素系漂白剤は漂白力が強いためウール、シルクなどのデリケートな動物繊維には使えません。
・金具の有無を確認しよう
金属製の付属品(ファスナー、フック、ボタンなど)がついた衣類は使用不可です!
洗ってしまった場合、酸化反応で金属周りの生地が傷む可能性があります。
金属部分に付かないように気をつけましょう。
また、金属を含んだ染料「含金染料」で染められた衣類を酸素系漂白剤で漂白すると、予期せぬダメージが発生する可能性があります。
具体的には、染料の金属成分と漂白剤が激しく反応し、衣類に損傷を与えることも。
ストライプのYシャツなど、綿の衣類に含金染料が使用されている場合がありますので、漂白する前に目立たない部分でテストを行いましょう。
・塩素系漂白剤と間違わないように注意
塩素系漂白剤はなぜ使えないの?
塩素系漂白剤は酸素系漂白剤と異なり、生地の染料まで漂白してしまうため、色柄物には使用できません。
色柄ものに使えないだけで白い生地や、漂白OKの洗濯表示が付いている物には使用可能です!
ですが、酸性の液と混ざると人体に有害な塩素ガスが発生するため、注意が必要となります。
塩素系漂白剤と酸性の物質は決して混ぜてはいけません。
塩素系漂白剤と混ぜてはいけない物質の例
・食器用酸性洗剤(例:キュキュットクリア除菌)
・掃除用の酸性洗剤(例:サンポール)
・クエン酸、食塩、アルコールなど
わたしは間違いが起こらないよう塩素系漂白剤は使用していません。
塩素系漂白剤を使用したい場合は、混ぜずに洋服の素材と色に気をつけて下さいね。
分からない!という方は使用を控えることをオススメします。
日頃から汚れの予防しておきましょう
冒頭でもお話したように、きれいに洗濯して保管しておいても、翌シーズンに取り出すと襟や袖が黄ばんでいることがありますよね。
初めて気付いた時はショックで洋服を処分していました。
わたしってこんなに汚いの…
と落ち込みましたが、心配ありません。みんなそうなんです。
原因は、繊維の奥に皮脂が残りその皮脂が酸化することで黄ばみになっていくから。
洗った直後はきれいでも、時間が経ったら黄ばむのは仕方がないことなんです。
今回は黄ばみ落としの方法をお伝えしましたが、それ以前に予防できると手間が減りますよね。
定期的なケアや予防策を講じることで、黄ばみ汚れを最小限に抑えることができます。
例えば、以下のような予防策を実践することが有効です
-
化粧品やヘアスプレーを使用する場合は、衣服に直接触れないよう注意しましょう。
使用後は十分に乾かしてから着用することを推奨します。 -
首周りの清潔を保つために、日常的な洗浄が重要です。
シャワーや入浴時に首元をしっかり洗い、皮脂や汗をしっかりと落としましょう。
また、タオルやハンカチなどで首元を拭くことも効果的です。 - 食事や飲み物を摂る際にはエプロンやハンカチを利用して洋服ににこぼれるのを防ぎましょう。
- 汚れが付いた場合は、早めに対処しましょう。
汚れが新鮮なうちであれば、皮脂汚れは台所用洗剤のみで落とせる場合もあります。
汚れが頑固な場合は、漬け置き洗いを行うことで効果的に汚れを落とすことができます。 - 最後に、襟汚れに対する予防策として、首元に帽子やスカーフを着用する・インナーにタートルネックを着用するのもオススメです。これによって直接的な汚れや摩擦を防ぐことができます。
わたしは洋服を着る時は、インナーにタートルネックやハイネックを着ることが多いです。
日焼け止めを塗ると皮脂汚れと混ざって汚れやすくなるので、襟に当たらない部分まで塗り日傘や帽子で日焼け防止をしています。
また、着用後はていねいに襟袖を手洗いしています。
面倒ではありますが、長く着用することができるのでおすすめですよ。
まとめ
白い洋服の襟汚れを落とす方法として、酸素系漂白剤と台所用洗剤を使用する方法を紹介しました。
これにより、黄ばんだ襟汚れを簡単に取り除くことができます。
ただし、衣類の素材や含金染料の有無、塩素系漂白剤との混同に注意しながら使用することが大切です。
汚れ防止対策も取り入れつつ、この方法を試して美しい白い洋服を楽しんでください。
また、この方法があるおかげで、白い洋服を迷いなく選ぶことができるようになりますね。
また、メルカリやヤフオクで少しでも高く売る場合にも、汚れをしっかり落とすことがコツになるのでぜひ活用して下さい。
頑固なシミなど取れない汚れを落とす方法もお話しているのでぜひご覧くださいね。
今後も元古着屋ならではのお得な情報をお話していきます。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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